革靴の種類《スリッポン系()編》
スリッポン。
…それはその語感の通り、スリッパみたいにスリッと滑ってポンと履ける靴のことですね
❌(大嘘)💥🌋💥
⭕(正)
スリッポンとは《slip-on》
紐や留め具のない、着脱しやすい靴の事。
ただ、『スリッポン』と聞くと圧倒的に革靴以外の
こんなイメージや
もしかしたら足袋のようなトレーニング用に使える
こんなものもイメージするかもしれません。
そもそも、日本本来の文化的な足元事情は
《玄関では靴を脱ぐ》
事を前提としています。
例えスニーカーであったとしても毎回の脱ぎ履きの際に靴紐を結ぶ人よりも、靴紐は緩めで締めっぱなし。そのまま足をつっこむ事が習慣となっている人の方が多いでしょうね~😥。
そう考えると《履き口》や《靴紐》が柔らかく伸縮性のあるスニーカーも現代的に考えるとスリッポンと言えるかもしれません。。。💥💥💥
さて、話が盛大にズレました。
そう…
靴ズレ以上に…😒
本来の革靴の《slip-on》のカテゴリーだとエラスティック系の靴も含まれるんですが、様々な偏見(私的な)がありますので個人的には別のカテゴリーとして別けたいと思っています(笑)。
ですので今回は
《slip-on》⇒『ローファー系』
として進めていきます。
左の赤い方が一般的な形の《ローファー》
右の黒い方は『コブラヴァンプ』
他にも、ベルト部分に孔の空いた『ペニーローファー(コインローファー)』や
キルトやタッセルなんかが一体化してある『キルトローファー』や『タッセルローファー』など。。。
こう見ると、学生をイメージさせる『黒いコインローファー』から、アメリカでは『弁護士の靴』とも呼ばれるタッセルローファーまで、結構イメージされる層が幅広いですよね。
で、ローファーからベルト部分を取ったような形のこちらはコブラヴァンプ。
これはちょっと特殊で、飾りはモカ縫い部分のみとなんともすっきりとしたデザイン。
ベルトが無いので、その下にコインや革の切れ端を入れて甲部分を微調整出来るという裏技の一切使えないタイプのローファーorz
シンプル&ハード
そう、それがコブラヴァンプ❗
シンプルだからこそ使い勝手が良く、難しい💥
《無骨だけども寛容なクセ者》とは飯野高広さんの言葉ですが、そこにすべて詰まっているなぁと。。。
流石のワードセンスですよね😔
《スリッポン()系》改め《ローファー系》はスラックスやチノパン、きれい目なデニムなど、ビジネスカジュアルくらいまでは幅広い守備範囲をお持ちのようで(笑)、凄く似合います( ・`д・´)。
さらに、最近のように暑い夏なんかは涼しげな足元を印象付けるにはもってこいのいい靴です😉
また、エラスティック系やローファー系を含む《スリッポン系》の靴は脱ぎ履きが多い日本の文化にはよく合う靴だと思います。
ただ………ね。
そもそもローファー(Loafer)は怠け者と言う意味もあるので、意味としても《ビジネス》スーツ系には合わしたくないのが個人的な意見です。
他の種類の靴に比べると、服装のバランスが悪いと凄まじいダサさを発揮する事にもなるのが《ローファー》だなというのが揺るがない考えです。
(ローファーの歴史に詳しくはwikiにでも…)
そして、最大の欠点…それは《サイズ選び》
街中でローファーでサイズガバガバ・踵カパカパな人って結構見かけますよねっ❗❗❗
…えっ、革靴大好き人間ですからそりゃ見てますよ(苦笑)
『ローファーを選ぶ時はジャストサイズより1つ下のサイズを選べ』
ってのが通説でありますけど、
《経年変化で革が伸び、沈み込む》事を逆算して考えるとそうですが、馴染ませるの大変なんですよね😨
そして、紐もエラスティックもないので簡単な調整すら出来ない(本当はいくつか実践してるのあるけど)ってのもキビしぃ~!
パターンオーダーでも《ローファー系》は1足目だと絶対に選んじゃダメって言われるくらいですし、そもそも木型修正なしだと選択不可のところもあるってくらいフィッティングが大切なのが《ローファー系》の難しさです。
と、ここまで大きく下げながら、本当はファッション系のセンスのある人のローファー使いは凄く良いですよ❗
しかし、ローファーはビジネススーツには似合わないし、じゃあ靴はとりあえずローファーで…っとなると危険な…。
そう、⚠混ぜるな危険⚠
…的な扱いというのが《スリッポン系()編》改め《ローファー系編》の偏見をもった私みよしなりの考えです。